指示・命令を出す上司は不要!

上司とは、部下の能力を引き出し、それを育みながら、実績を上げさせていく者を言う。指示命令は簡単に誰でもできること、しかも感情を込めての行為ならば、それは最悪である。部下は萎縮し、やがては嘘や言い訳、弁解の報告につながり、ついには彼等の自信さえ喪失させてしまう。残るのはストレス感と両者の不信感しか無い。

上司の存在は、部下の欠点や失敗という穴を埋めるために存在するということを忘れないで欲しい。後ろに穴を埋めてくれる上司がいるから安心して自信を持って、思いきった仕事ができるというもの、それ故、実績が伴う。

上司の力は、部下のために有り、部下に役立つものでなければならない。それゆえ上司たる者は、あらゆる穴に対処できなければならない。

部下が穴をあけたのなら、その穴を埋めるのが上司であり、穴を責める上司は不要そのものだ。例えれば、「ボヤは、突っつけば大火事になるが、水をかければ消せる」のたぐいだ。部下があける穴(失敗)は、いかなる場合もボヤ程度だと強く決めつけておくことが重要。その、いかなる場合の範囲が上司の器量というもの。心得て欲しい。

穴に対し責めるだけの器量の小さな上司には良い社員が育たない。育つのは媚びを売る社員だけということを肝に銘じることだ。