鉄というものに例えてみよう。

 鉄製品は建材や電化製品などを主として私たちの生活には無くてはならぬもの。鍋を何千個も作って販売しようが、大仏1個の収益にはかなわない。同様に日常生活には必要な茶碗をいくら生産しようが陶芸品1個の利益にはかなわない。どうやら付加価値とは日常性からかけ離れたものに存在しているようだ。

 生きていく上で無くてはならぬという必需品は、もう全て市場に出回っている。付加価値の時代とは、生活必需品以外のもの、すなわち生きていく上で無くてもいいものを商品として提供する時代だと思っている。それは幸せを体感するものだ。