言葉の力・影響力

(管理役の場合)どんなに立派な考えや、理屈を並べても人はついてこない。むしろ言葉尻を捉えられて批判や陰口の対象となってしまう。人という者は基本的には利害、損益で動くもの。ゆえに、自分にプラスを与えてくれる人、自分に利益を生ませてくれる人、自分を面倒見てくれる人の意見や考えには素直に従ってくれるということを知っていなければならない。この水面下での関係を見据えた上での意見でないと受け入れてもらい無い。そして、それは程度にもよる。立場で物を言ったり、肩書きで物を語ったり、第三者の言葉を引用したり、とう言葉には反発はあっても影響力は伴わない。

上役に立つ者は、部下を面倒見たり、部下にプラスを与えたりという力が無いと組織はストレスの温床化となってしまう。ゆえに能力や力は自己のために有らず、部下のために有るものということを自覚すること。そうすれば自然と言葉の力が発揮される。例え間違っていても人はついてくる。

(社員の場合)どんなに立派な考えや、理屈を並べても上部には通らない。むしろ上部のご都合で却下されてしまう。それゆえ社員から出てくる言葉が「会社のため」という大義名分だ。錦の御旗を掲げるわけだが、ちょっと考えてみよう。自分の言葉や意見に自己犠牲的なものがあるかどうかを、だ。自分の状況が良くなる方向ならば、もしくは対象となる相手にマイナスを与えていくものならば、また相手のプラスを奪うことならば、どんな大義名分があろうとも、これは通らない。むしろ新たなトラブルを生むだけ。

自分の意見を通すためには自己犠牲が伴う。その意見内容の善し悪しよりも極端に言えば自己犠牲の大きさが全てだ。たとえ間違っていても意見が通る可能性が高い。この自己犠牲的精神を貢献と言う。